SES業界に入って2年目のソフトウェアエンジニアです。どうもこんにちは。
2年目といっても、10年単位で何度か転職しているので決してフレッシュなものではありません。悪しからず。
転職を考えるタイミングがある
ほぼ10年単位で転職をしています。途中モラトリアムな時期もありまして、大きく2回の転職を経験しました。
1社目:新卒入社 電機メーカーエンジニア (正社員)
(モラトリアム期間)
2社目:研究員(有期雇用)+ 講師(業務委託)
3社目:現職 SESエンジニア(正社員)
仕事を変えながらも何とか技術畑の中にいますが、私の転職は決して野心的でも計画的ではありませんでした。
だからと言って悲観的なモノでもないですが、時々やってくるんですよね、考える時期が。
今の環境を維持すべきか? カエルべきか?
そう考える理由は毎回異なります。
まあ、理由がある時点で今の環境を維持することに何かしらのハードルがあるってことなんですけどね。
新卒入社メーカーを退職した理由
就職氷河期にも関わらず、新卒で就職した先は第一希望の業種でした。
大学の入学式で「君たちは就職できない」と言われましたが、”腐っても工学部”は就職に強かった。
そして、とてもニッチな業種のシステムエンジニアになりました。
仕事は面白かったし、辛かった。めちゃくちゃ勉強させてもらったし、めちゃくちゃ残業もしました。36協定を特例条項で乗り切る時期もあったりしましたが、20代の体力で何とかなった。
。。。いや、何とかならなかった。
10年にも及ぶ大きなプロジェクトが完了して、お客様からも「ありがとうございました」と感謝され、達成感と充実感で溢れていたはずなのに、
む、む、む、むなしい。
おかしいぞ。理由もないのに涙が出ちゃう。
バランスを崩しちゃったみたいです。
仕事は好きだし誇りを持っていたので、「この仕事は不向き」と言われたようで悔しかった。
ですが、もう続ける選択肢はなかったです。一度休んでバランスを取り戻す必要がありました。
当時は仕事にアイデンティティを持たせすぎてたのでしょうね。モラトリアムの期間を経て仕事に対する考え方も変わってきました。
仕事は手段であって、目的ではない
今はそう思っています。
研究者の世界は転職が当たり前だった
一度きりの人生だし、貧乏してもいいから好きなことをしよう、と大学に戻って学位を取りポスドクをしていた時期があります。
ポスドクって1〜3年単位の期限付き雇用なので、次々と職場を変えていくんですよね。常に次のポストを求めて、公募に応募し続けている感じ。
逆にいうと、いいポジションが決まれば雇用期間が残っていてもサラリと移り変わります。送り出す方も「よかったね」といって(大抵の場合は)快く送り出します。
今までの研究とは全く関係ない業種に転職する人も少なくありません。サラリ、サラリと移り変わっていきます。
そんな生活をしていた頃、やってきました次のタイミング。
我、45歳になりにけり
自身の老後資金問題が現実化してきたタイミング。
我、正社員のポジションを求むなり
親の介護問題が現実化してきたタイミング。
我、地元での就職を望むなり
45歳の転職活動は9ヶ月、焦らず待つべし
動き出したのは44歳の冬。いくつかの転職サイトに登録しました。
希望の条件はこんな感じです。
・技術職
・地元企業か、地元に支社がある会社(3年以内にはUターンしたい)
・年収450万以上
それほど厳しくない希望条件のようですが、「Uターン縛り」がネックになって当てはまる求人数は多くはありません。
いくつかの企業にエントリーして、お祈りメールを受け取ったあとは、新着の求人が増えることもなく。何もすることがなくなってしまいました。
3月になっても面接に至る企業はなかったため、次年度も現職のポスドクと業務委託の講師の仕事の契約を更新しました。
講師の仕事は1年を通して授業を担当するため、新たな希望条件が加わりました。
入社希望時期は来年の4月
ますます条件が厳しくなって、新着の求人チェックも疎かになっていた6月ごろ、突然やってきた地元企業からの「オファー」メール。
社員数5名たらずの立ち上げたばかりのSES企業です。2回の面談を重ね、9月ごろに採用が決まりました。
社長一人で営業も経理も回している決して安定軌道に乗ってるのといえない小さな会社ですが、不安は感じませんでした。
ポスドク時代に、サラリ、サラリと移り変わっていく柔の強さを知ったからでしょうか。
SESの業態は時折批判の対象になったりしていますが、一長一短あります。
実際その業界に入って体験した、メリット・デメリットなどもおいおい書いていきたいと思っています。
新卒入社のメーカーを退職しなかった世界線を考える
SESエンジニアとして最初の現場でJavaを初めて触っていた頃(PythonとC言語で採用してもらったんですけど。。)、新卒で入社した電機メーカーが45歳以上の早期退職を募集し始めたとニュースが流れました。
もしも、電機メーカーを退職しなかった世界線にいたら、
我、どうする?
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